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導入企業さまインタビュー


株式会社ベルコさま

ATM集金で入金管理の負担を軽減!膨大な数の通帳をゼロに

専用のスマートフォンアプリを使用し、セブン銀行ATMに原則24時間365日、売上金を入金できるセブン・ペイメントサービスの「ATM集金」。銀行窓口に行かずに手軽に入金でき、現金管理の防犯リスクや入金事務負担を軽減できるサービスです。

創業から半世紀以上にわたり冠婚葬祭互助会業を営む株式会社ベルコさまでは、新しく互助会にご入会いただいた際に会員様よりお預かりする初回金の集金に、ATM集金をご利用いただいています。ATM集金の導入前にはどのような課題があり、導入によってどのような効果があったのでしょうか。
株式会社ベルコの取締役 経理部長・生坂彰朗さん、経理部・村田雄介さん、会員管理部システム管理課・兼高宏希さんに、セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部の田中健と営業部の石毛凌と共にお話を伺いました。

ATM集金導入前は、代理店による現金管理の負担やリスク、銀行口座の管理が大きな課題に
――まずは、ベルコさまの事業内容である冠婚葬祭互助会業について教えてください。

株式会社ベルコ 取締役 経理部長 生坂彰朗さん

生坂:互助会とは、毎月少額の掛金支払いを一定期間行うことで、結婚式とお葬式に伴う多額の出費に備える仕組みのことです。互助会の会員さまは、一般の方よりもリーズナブルに式を執り行えるほか、提携施設の割引を受けられるなどのメリットがあります。

弊社は1969年の創業以来、100万件以上の会員さまの人生の節目をお手伝いしてきました。最近では、時代の流れを受けてサービスの幅を拡大し、冠婚葬祭以外にも人生の多様なイベントをトータルサポートしています。
――互助会の運営において、現金のやりとりが発生するのはどのようなときでしょうか?また、これまでにどのような課題を感じていましたか?

株式会社ベルコ 会員管理部システム管理課 兼高宏希さん

兼高:互助会の会員さまの獲得は、弊社と業務委託契約を結んだ全国の代理店さまにお願いしています。終活セミナーやブライダルフェアなどのイベントにお越しいただいた方にサービスをご案内し、入会を希望された方から初回金を受取り、契約成立となるのが一般的な流れです。
この初回金の支払いは、オンラインでの入会以外は原則として現金支払いです。例えば、30万円コースで月々2,000円の掛金を150回払いでお支払いいただく場合、初回金の2,000円を現金で集金します。

村田:代理店さまは、受取った初回金を銀行またはATMから弊社指定の口座に入金します。そのため、代理店さまには、銀行やATMコーナーの営業時間中に入金を行っていただく必要がありました。ATMが少ない地域では、遠方の銀行に足を運ぶ代理店さまも少なくありません。代理店さまの中にはご高齢の方も多く、負担が大きいことが課題になっていました。

株式会社ベルコ 経理部 村田雄介さん

兼高:お葬式や結婚式の際、ご親戚や知人がご入会される場合には、夜間や土日祝日に集金が発生することがあります。その際、銀行に入金するまで代理店さまが個人で現金を管理せざるを得ず、セキュリティ面に不安がありました。
また、現金を受取ってから入金するまでにタイムラグが生じ、弊社側でリアルタイムの入金管理ができないことも課題でした。

村田:さらに、代理店さま別に初回金を管理しなければならない都合上、代理店さまの数だけ銀行口座を用意しており、その300以上の口座を管理する手間がかかっていました。通帳の管理はもちろん、決算時にはすべての銀行口座に対して残高証明書を取り寄せる必要があり、煩雑な業務がとても負担になっていました。
また、口座の維持にも手数料がかかってくるようになりました。代理店さまの数が増えるほど、その分、口座の管理が煩雑になり、コストがかかってしまうという状況にありました。
セブン・ペイメントサービスからの1通の手紙が、課題解決のきっかけに
――どのようなきっかけでATM集金の存在を知ったのでしょうか?

生坂:セブン・ペイメントサービスさんから私宛に手紙が届いたんです。正直、最初は「よくある営業のダイレクトメールだろう」と思っていました。しかし、営業活動がデジタル化する時代に封書の手紙が来るのは珍しいと思い、気になって開けてみました。すると、手書きでサービスの説明と弊社の課題に対するソリューションがびっしり書かれていました。
思わず最後まで一気に読み、「これは、今の自分たちの課題を解決できるサービスでは?」と直感的に思いました。

セブン・ペイメントサービス 営業部 石毛凌

石毛:ATM集金は、売上金の現金管理を効率化するサービスです。現金回収業務が発生する企業さまの課題を解決したい一心で仮説を立てて、ベルコさまに手紙で提案させていただきました。生坂さまに読んでいただき、興味を持っていただけて本当に良かったです。

生坂:おそらく仮説は、葬儀や結婚式で発生する現金回収を想定されていたと思います。先程お話しした代理店さまと新規契約者さまとの現金のやりとりは、外部の方には見えづらいところですから無理もありません。
しかし、手紙にはサービスの仕組みが丁寧に説明されており、すぐに初回金の集金で利用するイメージがわきました。それで、村田と兼高に私から話をして、セブン・ペイメントサービスさんに連絡を取りました。
──サービスがわかったところで、別のサービスと比較されましたか?

生坂:いえ、比較はしませんでした。ATM集金が画期的なのは、スマートフォンさえあれば近くのセブン銀行ATMで手軽に入金でき、法人口座1つですべての初回金を一括管理できる点です。これまでの方法よりも代理店さまの負担を軽減し、コストを抑えつつ、弊社が悩んでいた煩雑な通帳管理業務を劇的に効率化できることは明白でした。弊社の課題に対して、これ以上に適したサービスはないと思いましたので、迷いはありませんでした。


村田:生坂から話を聞いてまず考えたのは、集金を一元化できれば銀行口座の数が減らせるということでした。キャッシュレス化が進む中、多くの銀行がATMの台数を縮小していますが、セブン銀行ATMなら全国ほとんどのエリアにあるので、代理店さまの問題も一気に解決します。

兼高:私も同じ感想でしたが、心配だったのは、代理店さまの中にはご高齢の方が多いことでした。スマートフォンにアプリを入れる、QRコードを読取って入金する、といった作業に抵抗があると、導入が進まないかもしれないという一抹の不安はありました。
──実際の導入状況はいかがでしたか?

村田:アプリの操作に不安がありましたが、意外にスムーズでした。年代を問わずデジタルサービスを利用する方が増えているため、代理店さまへのサービス導入の周知時にも「難しい」「わからない」というような意見はありませんでした。

兼高:北海道の代理店さまからは、最寄りの銀行まで相当距離があるため「いつから導入するのですか?」と催促がありました。それを聞いて、潜在的な課題にフィットするサービスだと再認識しました。
「入金の負担が軽減された」と代理店さまからも好評
──導入にあたって、セブン・ペイメントサービスからはどのようなサポートを行ったのでしょうか?

セブン・ペイメントサービス カスタマーサクセス部 田中健

田中:代理店さまを統括するベルコさまの支社宛にマニュアルを作成し、サービスの使い方をご説明しました。

生坂:作っていただいたマニュアルが非常にわかりやすかったですし、アプリのインターフェースがシンプルで、難しい操作がないのが良かったですね。
支社経由で代理店さまに説明するときも、マニュアルがあれば問題なく理解してもらえると思いました。とはいえ、実際にやってみないとわからないこともあります。
そこで、導入してすぐに自分のスマートフォンにアプリを入れて、近くのセブン銀行ATMで入金してみたんですが、思った以上にかんたんでした。

――導入後、代理店さまからはどのような感想がありましたか?

兼高:原則24時間365日、好きなときに近くのセブン銀行ATMで入金できるようになり、「入金がとても楽になった」という声が多いですね。これまで対応できなかった夜間の現金入金に際しても、不安なく対応してもらえるようになりました。

――ベルコさまの負担も軽減されましたか?

村田:2023年11月にスモールスタートで試験的に導入し、代理店さまの反応が良かったので2024年3月より全国展開を開始しています。現在は、ATM集金の導入によって不要になった既存の銀行口座を少しずつ解約し、ゆくゆくは初回金の入金に関連する口座をすべて集約できればと考えています。それによって今後は、通帳管理に割いていた時間をより本質的な業務に使えるようになりますし、決算時の業務負担もかなり軽減されるだろうと見込んでいます。

兼高:運用をする中で感じる課題も、田中さんと石毛さんとの定例ミーティングですぐ共有できるので助かっています。支社と本社、それぞれの拠点で入金を管理できるようにしたいとお願いしたところ、すぐにご対応いただけました。

石毛:ATM集金は、お客さまからいただいたフィードバックやナレッジを機能改善に活かす体制を構築しております。いただいたお客さまの声は、システム部署などにも連携し、ニーズを分析しながらサービスをブラッシュアップしています。
ベルコさまから貴重なご意見やご要望をいただくことで、サービス全体を改善でき、ほかのお客さまの利便性も向上します。そのため、定例ミーティングは私たちにとっても非常に貴重な機会です。

――最後に、ATM集金に今後期待することについてお聞かせください。

生坂:今や誰もが持っているスマートフォンと、どこにでもあるセブン銀行ATMで入金ができるというのは、非常にわかりやすくて便利なサービスだと思います。私たちにとって、ATM集金はもはやなくてはならないサービスになっています。ほかの企業さまでも弊社と同じような悩みをお持ちではないでしょうか。ATM集金が社会インフラ化するくらいまでサービスが拡大することを期待しています。

田中:ありがとうございます。ご期待に応えられるよう今後も努力してまいりますので、またお気づきのことがあればぜひお話をお聞かせください。

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